2008年12月9日火曜日

ブルドッグ


「ちょっとなんなの、あなた。カメラなんて向けて!」
「いや素敵なカップルだなと思いまして」
「なら好きなだけ撮りなさい」

おもしろい人だ。
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隣にいたはずの僕

考えてみれば、記憶って変なものだ。エピソードは覚えてなくても、知識はあるし、読んだ本の内容も、お気に入りの映画の内容も(せりふまで!)よく覚えている。でも僕自身のエピソードはある時期、というより僕のしょっぱい青春時代のほとんどなんだけど、が思い出せない。うすっぺらな小説のようで、もっとたとえるなら喫茶店で隣に座っていたはずの友人がコーヒーの残り香だけ残してどこかにいってしまったような喪失感。ちょっと悲しい。でもいつまでも悲観していられないので、早速行動。前向きに前向きに。でもいったいどこに隠れちゃったんだい?
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