考えてみれば、記憶って変なものだ。エピソードは覚えてなくても、知識はあるし、読んだ本の内容も、お気に入りの映画の内容も(せりふまで!)よく覚えている。でも僕自身のエピソードはある時期、というより僕のしょっぱい青春時代のほとんどなんだけど、が思い出せない。うすっぺらな小説のようで、もっとたとえるなら喫茶店で隣に座っていたはずの友人がコーヒーの残り香だけ残してどこかにいってしまったような喪失感。ちょっと悲しい。でもいつまでも悲観していられないので、早速行動。前向きに前向きに。でもいったいどこに隠れちゃったんだい?