2008年9月6日土曜日

The Bourne Ultimatum



―これはジェイソン・ボーンからの最後通牒<アルティメイタム>―

 
 「ジェイソン・ボーン」と呼ばれるその男は、究極の暗殺者を育成する政府の極秘計画「トレッドストーン計画」が生んだ暗殺者だった。しかし、計画そのものが闇に葬られたとき、彼の存在は「邪魔者」となり、彼の元に次々と暗殺者が送り込まれた。激しい追跡と戦いの果て、男は平穏な日々を勝ち取ったはずだったが、新たに送り込まれた暗殺者によってその安息をも奪われてしまう。殺し屋として多くの人を殺めてしまった罪の意識にさいなまれながらも、彼は自分を陥れたすべての陰謀を暴くため、たった一人、組織に最後通告(=アルティメイタム)を叩きつける。
 『ボーン・アルティメイタム』(The Bourne Ultimatum)は、2007年のアメリカ映画。記憶を失った暗殺者ジェイソン・ボーン(Jason Bourne)を主人公としたサスペンス・アクション映画3部作の完結編である。原作はロバート・ラドラムの『最後の暗殺者』。なお、題名のアルティメイタムとは最後通牒のこと。アメリカでは2007年7月25日にプレミア上映されたのち、8月3日に3660館で公開され、週末興行成績で初登場1位になった。日本では同年11月10日に日劇1ほかで公開された。第80回アカデミー賞では、編集賞、録音賞、音響効果賞を受賞した。


 ボーンシリーズの完結編。記憶を奪われ、愛する人を殺され、すべてが始まった自分の記憶を探るボーン。この映画の見所としては、まず最初に数々の舞台ですね。ロシア、イギリス、モロッコ、アメリカ、スペインなど各国がリアリティのある映像で描かれている。それだけではなく、映像の撮影方法がうまい。かなり参考になる。というのも、緊迫した状況がカメラワークからもかなり伝わってくるだけではなく、それが自然に、でもインパクトのある編集でつながれている。ボーンシリーズに一貫して見られる特徴だけど、今回のが一番すごいと思う。完結編にふさわしい完成度。アクションもすばらしいし、演技もいい。かなりオススメ。

The Brave One



 ニューヨークでラジオパーソナリティをしているエリカ・ベインはデイビッドとの婚約を目前に控えていた。ある夜2人で犬の散歩をしているところを3人の暴漢に襲われ、デイビッドは殺され自身も瀕死の重傷を負ってしまう。回復後、警察の捜査に不満を覚えたエリカは、自分たちを襲った犯人を捜し出そうとする。エリカは取材を通して刑事のショーン・マーサーと親交を深めるが…。

 ジョディ・フォスターが主演のクライムアクション。サスペンスというよりはクライムアクションだと思う。映画のキャッチコピーは「あなたは彼女の選択が許せますか?」ジョディ・フォスターの演技は相変わらずすばらしい。葛藤に苦しむ様子が特にすごい。伊坂幸太郎の「重力ピエロ」の春ならきっと「青春映画」と評価するだろうね。僕は彼女の選択は当然のように思ってしまう。同じ状況に僕が陥ったらきっと、同じ選択をすると思う。良心と倫理と、個人的な恨みのバランスってとても難しいよね。9.11の後、ビンラディンに対してすごく恨みをもって、対テロ戦争?いいじゃん、やれよ。なんて無責任に思ってたけど、そのために犠牲になった人たちのことを思うと、本当によかったのか迷ってしまう。
 もし、みんながすべてを許すほどの大きな器なら、そもそも争いはないのかもしれないし、仮にあったとしてもそこで負の連鎖はとまるのかもしれない。でも残念なことに僕らはそんなに器が大きいわけじゃないからどこかで止められるように考えないとね。

 いい映画です。

The Dark Knight




 ブルース・ウェイン(バットマン)は、ゴードン警部補とともに、ゴッサムシティに蔓延るマフィアとドラッグなどの犯罪を一掃しようとしていた。「光の騎士」と呼ばれ、正義の検事として志が同じハービー・デントも協力し、ゴッサムの建て直しは成功するかのように見えた。だが、そんなときに素性不明のジョーカーと呼ばれる男が徐々に目立ち始める。もともと泥棒であった彼は、混沌を好み、殺人や爆破などのテロ行為によって、バットマンを狙い始めるのだが・・・。
ウィキペディアのストーリーはちょっとネタばれが多いと思います。うん。
 コミックス版シリーズの連作『バットマン:ダークナイト・リターンズ』から継承されていたシリアスな作風。監督のクリストファー・ノーランや主演のクリスチャン・ベールら前作「バットマン ビギングス」の主要キャストはほぼ続投。レイチェル役のみケイティ・ホームズからマギー・ギレンホールへと変更になっている。 今作の悪役は、原作シリーズで最凶の敵と言われるジョーカーともう一人。ジョーカーを演じたヒース・レジャーは2008年1月22日に本作の完成を待たずに急逝した。今作は彼と撮影中に亡くなった特殊効果技師のコンウェイ・ウィックリフ(Conway Wickliffe)に捧げられている。映画の冒頭シーンを含む6つのシーンではIMAX用の大型IMAXカメラで撮影された。これは劇映画では初の使用となる。音楽はテーマ曲といえるような印象的な旋律を排したシンプルなものとなった。オープニングで使われた9分14秒の曲には、一つのテンポと2つの音で構成されている。作曲を担当したのは、前作に引き続きハンス・ジマーとジェームズ・ニュートン・ハワード。 前作からさらに向上した監督・脚本力、ダークな世界観、リアルな町並みとダイナミックな映像技術、急逝したヒース・レジャーを始めとする実力派俳優たちの演技により観客、批評家達からアメコミの域を越えたと賞賛され、近年稀に見る高評価を獲得している。

 とにかく世界観の完成度が半端ないです。前作の段階ですごく完成度高いなぁとは感じでいましたが、今回のはそれを軽く超えますね。世界観の完成度が高いだけに、リアリティがすばらしいことになっています。ダークすぎるとか、残酷すぎるって評判もあったけれども、現実ってこんなものでしょ。というのが率直な意見だったりします。 この映画はヒースレジャー演ずる「ジョーカー」のための映画だといっても過言じゃありません。というか、バットマンシリーズってヴィラン(悪役)の色が出れば出るほど、生き生きしてくるんですよね。そのヴィランのなかでもジョーカーは次元が違うんですよ。しかも今回のジョーカーは前にジャック・ニコルソンが演じた、どっちかっていうとコミカルなジョーカーとは違って、狂ってることを自覚してるんだけど、それでも自分の欲望とか狂気に忠実で、ダークな、でもユーモアのセンスは忘れてない、そんなジョーカーを見事に演じきったんですよね。かなり魅力的なキャラクターになっています。僕は完全にはまりました。「Why so serious?」とかすばらしいね。たぶんこの先、ことあるたびに引用するとおもいます。それくらい好き。ていうかむしろハロウィーンにはジョーカーの仮装したいくらいすき。話し方もまねしてますし、最近。うん。ジョーカーすばらしい。ヒースレジャーがなくなってしまったので、彼のジョーカーがもう見れないのは残念ですが、映画史に残るすばらしい作品になったと思います。映画史といえば、興行記録を塗り替えたりなどなど、いろいろやらかしてくれています。うらやましい!
 僕はすでに劇場にて3回見ました。とてもオススメな作品です。

自民党総裁選挙

結局7人が総選挙に出馬の意欲を見せていますね。

推薦人集めて、誰が出るかはわかりませんが(苦笑

個人的には麻生さん、石破さん、山本さんを応援してます。

あとの人たちは嫌ー。特に小池さんは絶対に嫌。与謝野さんも嫌だけど。

というかね、いい加減世代交代した方がいいと思うんですよ。政治の世界って。

というわけで若い人がんばれ!

映画をたくさん見ているので、いろいろ記事書きますね。