2008年5月12日月曜日
個人が社会を変える。
昨日も個人が社会を変えることが簡単になってきているというようなビデオを紹介しました。
この記事もそんな内容の記事です。
実は自分は慶應義塾大学のSFCというキャンパスに通っているのですが
今日、ソーシャルイノベーションという授業でNPO法人フローレンス(http://www.florence.or.jp/)代表の駒崎さんという方が講演を行ってくださったのですが、内容がすごかったです。
感動したので、紹介します。
以下は講演の最中に自分がとっていたメモからの抜粋です。
駒崎さんは学生時代の最中にベンチャー企業の経営者もやっていた。
そんなとき、ほかのITベンチャーの経営者と話してて、違和感を感じた。
ベンチャーをいかに発展させて金儲けするかという話がメインだったからだ。
でもそれで手に入れられるものはなんだろう?という考えがいつか生まれるようになった。
そんなときに、ベンチャーに嫌気がさし、自分に本当に何がしたいのかという質問をぶつけてみたら
「社会的に貢献したい、誰かの悩みを助けたい。」という考えを浮かんだ。
政治家などになるなんて方法は現実的ではないと思った。でもどうしたらいいんだろう?
そのとき海外のNPOをwebを見て、衝撃を受けた。
事業によって社会問題を解決しようとしていたことがかっこいいと思った。
アメリカでは小さな政府になることによって、民間が社会問題を解決していこうとすることになった。
今の日本も同じような状況ではないのだろうか。
事業型NPOを一般化して、複雑化した社会問題を解決していかなくてはならない。
そんな考えから母親のエピソードを思い出し、病児保育をすることで親の仕事を助けるフローレンスを立ち上げた。
企業をする上で、必要なこと。
やってる人の話を聞くこと。こまさんは怒られた。
「資格持ってるの?」「いやいや、持ってないです」
「子供は?」「いえ、いません」
「ふざけるな」
40年かけてできないことをなんであなたができるのかと。
なんでいろんな人からダメだしをされなければおかしいのだろうか。
95パーセントはネガティブにダメだしをしていた。
病児保育は軽度の病気に対して、保育をすること。
保育園では責任問題のことから預からないことが多い。
企業に関して一番初めにやらなければいけないのは「ニーズ調査」
現実問題として、現在では仕事と子育てを両立することが難しい。
さらにいえば保育園では、病気のときに預かってくれないので、そんなときは会社を休まなくてはならない。
女性で会社を子供の出産のために7割の人がやめている。もったいない。
2050年に関しては国力が下がるということにされている。
北欧では9割の女性がずっと働いている。
つまり人材の使い方がすごくうまい。ここに目をつけた。
日本では制度の促進などがまったくされていない。つまりバカ。
ある程度病児保育のサービスをしている人は多少いた。
今でも全国で600ほど。全部は26000ほど。
だいたい2パーセントしかいないのだ。
ニーズあるとこにマーケットあり。
なんでマーケットがないのか。
全国に500ある施設のうち9割の施設が赤字である。
つまりやりたい人がいても二の足を踏んでしまうのである。
でもなんで赤字になってしまうのか。厚生労働省が補助金を出しているはずである。
なんでか。補助金(660万円)のジレンマである。
補助金をもらうと、数多くの規制が出てきてしまう。
この場合は1日2000円。これは安すぎる。
うまくいかないのは社会問題が複雑化しているから。
でも国や行政が失敗しているから。
じゃあ、補助金をもらわずにどうやったら自立できるのか。
そこで考えたのがフローレンスモデル。
詳しくはホームページ。
特徴は脱施設とか、共済型。
空洞化されたコミュニティーを再結成するようにすることも意図している。
たとえばクリスマス会をするようなイベント。
お金周りについて。
事業型NPOについては、お金の回り方について考えないといけない。
だって自立してないと、つづけられないし、問題が多く受かってくる。
利益は酸素のようなもの。
そこで利益を得るために、ベビーシッター業界を変えて、定額制や保険ていう考えを取り入れてみた。
共済型の考え方ね。保険をかけるみたいにやっている。
なおかつ、使わなかったときは月ごとの料金が下がっていく。
そんなこんなで、いつの間にか、すごい反響を得るようになった。
マスコミからね。
それを見て、各区から問い合わせが殺到した。
数百件の問い合わせがあった。
水平展開していく。
個人からだけではなく、企業からも問い合わせがあるようにった。
大企業からね。
そしたら厚生労働省にもくるようになった。
そのうち、新聞の一面で取り上げられるようになった。
全国で国が行われるようになったのだ。
無料で国に盗まれてしまった!!激怒した。
でもどうやらそれは普通のことらしい。
NPOはそのことができて当たり前のことらしい。
ソーシャルイノベーションでは、まずNPOで事例を作り、国にやらせることで、
点の解決から面の解決へと問題を発展させていく。
つまり地域を変えていくことで世の中を変えるようなイノベーションを起こそうとしているのである。
ソーシャルベンチャーのススメ。
草の根ボランティアからNPOへ、そして事業型NPOへと発展していくのがアメリカ式。
たとえば公園を作るようなNPOがある。KaBOOM!(アメリカ)
広告を使って、企業とパートナーシップをむすんでいる。
すっげー!
だって何でもできるじゃん。
ってことは自分でもできるんじゃね?
話に戻ろう。
ウェブでノウハウとダウンロード。
詳細をマニュアル化してウェブで販売。
全米各地でトレーニングを実施している。
レバレッジを効かせることで、どんどん広げていく。
教育のソーシャルベンチャーもある。南アフリカにも進出しているのである。
どうやったら、NPOについて広げていくか。日本で一般化していくか。
イメージを払拭していくか。NPOセクターはまだまだ小さい。
どうにかして広げていかないと。
だってチャンスじゃない?フロンティアだよ。
学生中に起業すること。
実践型インターンのすすめ。
これは結構オススメ。
「個人」が社会を変える時代へとシフトしてきている。
何ができるのか。
社会起業という言葉が生まれることで、認知が生まれている。
そこからどんどん周囲に広げていく。
つまりブームを生んで、ムーブメントを起こしていくことが必要。
そうすることでどんどん普通になればいい。
名前がどうあれ、アウトプットができていればいいやという考え。
言葉を作る。認識を作る。そうやって、世界を変える。
以上メモでした。
読みにくくてすみません。
さて、こんな内容の講義を受けまして。
去年からずっと考えていたプロジェクトを実行してみようなんて気持ちが出てきました。
それは社会企業家のプロモーション活動を支援するというもの。
ていうかむしろ、社会起業ってものをもっともっと日本で普通にするためにプロモーションしていっちゃおうぜっていうもの。
事業として成り立つかはまだわかんないけど、とりあえず今はサークル活動の中のプロジェクトとして、立ち上げてしまおうなんて思ってます。
ていうか立ち上げます。
うん、本気でやろう。
つまりは、映像で世界を変える手伝いをするんだ。
この記事もそんな内容の記事です。
実は自分は慶應義塾大学のSFCというキャンパスに通っているのですが
今日、ソーシャルイノベーションという授業でNPO法人フローレンス(http://www.florence.or.jp/)代表の駒崎さんという方が講演を行ってくださったのですが、内容がすごかったです。
感動したので、紹介します。
以下は講演の最中に自分がとっていたメモからの抜粋です。
駒崎さんは学生時代の最中にベンチャー企業の経営者もやっていた。
そんなとき、ほかのITベンチャーの経営者と話してて、違和感を感じた。
ベンチャーをいかに発展させて金儲けするかという話がメインだったからだ。
でもそれで手に入れられるものはなんだろう?という考えがいつか生まれるようになった。
そんなときに、ベンチャーに嫌気がさし、自分に本当に何がしたいのかという質問をぶつけてみたら
「社会的に貢献したい、誰かの悩みを助けたい。」という考えを浮かんだ。
政治家などになるなんて方法は現実的ではないと思った。でもどうしたらいいんだろう?
そのとき海外のNPOをwebを見て、衝撃を受けた。
事業によって社会問題を解決しようとしていたことがかっこいいと思った。
アメリカでは小さな政府になることによって、民間が社会問題を解決していこうとすることになった。
今の日本も同じような状況ではないのだろうか。
事業型NPOを一般化して、複雑化した社会問題を解決していかなくてはならない。
そんな考えから母親のエピソードを思い出し、病児保育をすることで親の仕事を助けるフローレンスを立ち上げた。
企業をする上で、必要なこと。
やってる人の話を聞くこと。こまさんは怒られた。
「資格持ってるの?」「いやいや、持ってないです」
「子供は?」「いえ、いません」
「ふざけるな」
40年かけてできないことをなんであなたができるのかと。
なんでいろんな人からダメだしをされなければおかしいのだろうか。
95パーセントはネガティブにダメだしをしていた。
病児保育は軽度の病気に対して、保育をすること。
保育園では責任問題のことから預からないことが多い。
企業に関して一番初めにやらなければいけないのは「ニーズ調査」
現実問題として、現在では仕事と子育てを両立することが難しい。
さらにいえば保育園では、病気のときに預かってくれないので、そんなときは会社を休まなくてはならない。
女性で会社を子供の出産のために7割の人がやめている。もったいない。
2050年に関しては国力が下がるということにされている。
北欧では9割の女性がずっと働いている。
つまり人材の使い方がすごくうまい。ここに目をつけた。
日本では制度の促進などがまったくされていない。つまりバカ。
ある程度病児保育のサービスをしている人は多少いた。
今でも全国で600ほど。全部は26000ほど。
だいたい2パーセントしかいないのだ。
ニーズあるとこにマーケットあり。
なんでマーケットがないのか。
全国に500ある施設のうち9割の施設が赤字である。
つまりやりたい人がいても二の足を踏んでしまうのである。
でもなんで赤字になってしまうのか。厚生労働省が補助金を出しているはずである。
なんでか。補助金(660万円)のジレンマである。
補助金をもらうと、数多くの規制が出てきてしまう。
この場合は1日2000円。これは安すぎる。
うまくいかないのは社会問題が複雑化しているから。
でも国や行政が失敗しているから。
じゃあ、補助金をもらわずにどうやったら自立できるのか。
そこで考えたのがフローレンスモデル。
詳しくはホームページ。
特徴は脱施設とか、共済型。
空洞化されたコミュニティーを再結成するようにすることも意図している。
たとえばクリスマス会をするようなイベント。
お金周りについて。
事業型NPOについては、お金の回り方について考えないといけない。
だって自立してないと、つづけられないし、問題が多く受かってくる。
利益は酸素のようなもの。
そこで利益を得るために、ベビーシッター業界を変えて、定額制や保険ていう考えを取り入れてみた。
共済型の考え方ね。保険をかけるみたいにやっている。
なおかつ、使わなかったときは月ごとの料金が下がっていく。
そんなこんなで、いつの間にか、すごい反響を得るようになった。
マスコミからね。
それを見て、各区から問い合わせが殺到した。
数百件の問い合わせがあった。
水平展開していく。
個人からだけではなく、企業からも問い合わせがあるようにった。
大企業からね。
そしたら厚生労働省にもくるようになった。
そのうち、新聞の一面で取り上げられるようになった。
全国で国が行われるようになったのだ。
無料で国に盗まれてしまった!!激怒した。
でもどうやらそれは普通のことらしい。
NPOはそのことができて当たり前のことらしい。
ソーシャルイノベーションでは、まずNPOで事例を作り、国にやらせることで、
点の解決から面の解決へと問題を発展させていく。
つまり地域を変えていくことで世の中を変えるようなイノベーションを起こそうとしているのである。
ソーシャルベンチャーのススメ。
草の根ボランティアからNPOへ、そして事業型NPOへと発展していくのがアメリカ式。
たとえば公園を作るようなNPOがある。KaBOOM!(アメリカ)
広告を使って、企業とパートナーシップをむすんでいる。
すっげー!
だって何でもできるじゃん。
ってことは自分でもできるんじゃね?
話に戻ろう。
ウェブでノウハウとダウンロード。
詳細をマニュアル化してウェブで販売。
全米各地でトレーニングを実施している。
レバレッジを効かせることで、どんどん広げていく。
教育のソーシャルベンチャーもある。南アフリカにも進出しているのである。
どうやったら、NPOについて広げていくか。日本で一般化していくか。
イメージを払拭していくか。NPOセクターはまだまだ小さい。
どうにかして広げていかないと。
だってチャンスじゃない?フロンティアだよ。
学生中に起業すること。
実践型インターンのすすめ。
これは結構オススメ。
「個人」が社会を変える時代へとシフトしてきている。
何ができるのか。
社会起業という言葉が生まれることで、認知が生まれている。
そこからどんどん周囲に広げていく。
つまりブームを生んで、ムーブメントを起こしていくことが必要。
そうすることでどんどん普通になればいい。
名前がどうあれ、アウトプットができていればいいやという考え。
言葉を作る。認識を作る。そうやって、世界を変える。
以上メモでした。
読みにくくてすみません。
さて、こんな内容の講義を受けまして。
去年からずっと考えていたプロジェクトを実行してみようなんて気持ちが出てきました。
それは社会企業家のプロモーション活動を支援するというもの。
ていうかむしろ、社会起業ってものをもっともっと日本で普通にするためにプロモーションしていっちゃおうぜっていうもの。
事業として成り立つかはまだわかんないけど、とりあえず今はサークル活動の中のプロジェクトとして、立ち上げてしまおうなんて思ってます。
ていうか立ち上げます。
うん、本気でやろう。
つまりは、映像で世界を変える手伝いをするんだ。
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