2008年8月9日土曜日

クローバーフィールド/HAKAISHA

『クローバーフィールド/HAKAISHA(ハカイシャ)』は、2008年にアメリカ合衆国で公開されたSF・パニック映画。全編小型カムコーダでの撮影という設定になっているが、実際には業務用のPanasonic HVX200での撮影。日本ではパラマウント ジャパンの配給で同年4月5日に公開された。PG-12指定。日本では、公開一ヶ月で興行収入10億円突破。

この映画はとにかく視点が新しいという特徴をまず最初にあげなければならない。
パニック映画を見ているとき、もっといえば、インディペンデンスデイやアルマゲドンのような大きなパニックを描いた作品を見たとき、「一般人はどうしているのだろう」と思ったことはないだろうか。
つまりもしニュースになったとしたら「○○○名の方が亡くなられました」と数字で片つけられてしまう人たちのそれぞれのドラマである。
この映画は一般人の視点を中心に物語を展開していく。
その際にキーポイントとなるのが、みんなが持っているようなハンディカムで一般人によって撮影されたテープを、映画館で僕らは再生するという設定だ。
そんな些細な設定が、物語をよりリアルに演出するのである。
その痛々しいまでのリアルさと、圧倒的なまでの不条理感が物語を盛り上げ、そしてそこに偶然(必然というべきか)映りこんでいる人間のドラマが心をうつ。
衝撃が強いので、とても引力を持っている作品だと思った。

見所はとにかく圧倒的な現実感に、スピード感、そしてテープによって偶然映りこんでいる過去と現実のギャップ、そしてラストのワンシーンである。
ネタばれすると感動や衝撃が半減してしまうので、ここで終わりにするが、映画史上に残るのは間違いないし、見て損は絶対にしない作品だと思う。
というか、これを見ないで何を見るんだ!というくらい僕はこの映画にほれている。
続編などが出るようなので、それを楽しみにしている。

注意としてはスピード感や、手振れなどの表現がすごいので、ジェットコースターに乗っているように感じてしまう人がいる可能性がある。
実際に映画を見ていて酔った人もいるくらいなので、そこだけは注意して欲しい。
少なくとも、初めてのデートで見るような作品でないことは確かである。

制作はドラマ「ロスト」や「ミッションインポッシブル3」などで有名なJ・J・エイブラムス。
手振れの中にCGを組み込むというとんでもない技術を作ったのは、「ジュラシックパーク」でアカデミー賞を受賞した(視覚効果)、ティペット・スタジオである。
ちなみにこの会社、過去22年間で40作もの大作映画やCMにおいて視覚効果やアニメーションを担当し、『ジュラシック・パーク』においてアカデミー賞を1度受賞し、エミー賞を2度受賞している大御所である。


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